2007年08月29日

人を悪く言うのが嫌な理由

私は、ある時から、人の悪口を言うのが嫌になった。

悪口を言ってしまうと、そのことで、逆に自分が気を揉んでしまう事さえある。

なぜか?

たどっていくと、思い出す出来事がある。

大学の時に、ある友人に誘われて、夜勤のアルバイトをした時があった。

ある出版社だったかと思う。

何か書類の整理をする仕事を夜中にしたのだった。

その友人と二人だけだったので、多少、おしゃべりをしながら作業を進めていった。

そして、少し早めに終わったので、また、そこで、話をしていたのだが、

変に知り合いの悪口を言うのに盛り上がったのであった。

あいつがどうだとか、こいつがこうだとか、

そうそう、とか言いながら、次々に、クラスメートとかの悪口を言い放っていったのだった。

その時は、それなりに、愉快に感じて、話がはずんだ。



だが、朝になって、ある喫茶店かどこかで、朝食を取って帰る頃には、

何か、話をするのが、嫌になっていたのだった。

あれだけ、人の悪口をこれでもかというほど言った後、

ふと、お互いを見た時に、自分も、その友人も、

じゃあ、自分たちは、どれほどの人間なのか、

そう言えるだけの素晴らしい人間なのか、

逆に、自分たちが、ものすごく醜く見えたのでした。

こんな後味の悪いものだとは思いもしなかったのでした。



もう、二度とこんな人の悪口は言いたくない、

そう心に思った日でした。




しかしながら、その後、全く、悪口を言わなかったかというと、

さすがに、そこまで完璧にはなれませんでした。

自分では、基本的に、言ってるつもりではなかったのですが、

他人から聞いたら、悪口や愚痴に聞こえることって結構あったんです。



何年も前ですが、妻に職場での事をいろいろ話してることがあったのですが、

妻は、ある時、「いつも愚痴ばっかり言ってる」みたいに言うのでした。

自分では、ただ、あったことを、話しているだけのつもりだったのでしたが、

聞いている相手からは、愚痴に聞こえていたようでした。

それは、驚くべき事実でした。



自分では自分がわかっているようで、案外、わかってない。

そんな典型的な例でした。



いずれにせよ、そんな体験からも、

より意識して、人の悪口を言わないようにしていったのでした。



もちろん、自分も悪く言われたら、気分がいいはずはない。

しかしながら、悪く言われる要素は探せばいくらでもあるだろう。

それをとりわけ、当人の知らない所で、陰で、悪く言われるのは、

知らぬが仏で、気付かなければ、平気でいられようが、

それにしても、その人も、というよりも、どんな人であれ、

わざと嫌われようとして、間違ったことをしている人はほとんどいないのである。



それが、間違いだとか、悪いとか、わからずにしているのである。

また、見た目から悪く判断して悪く言ったり、

根拠も大してないのに、悪く決め付けたり、

誰かの単なる悪意からの話や噂を信じて、悪く思い込んだりして、

あとで、それが誤解だったと気付かされる時も、往々にしてあるのである。



目の前で誰かの悪口を言う人は、

きっと、他の場所で、自分の悪口を言っているかもしれないのである。



逆に言えば、目の前で誰かの悪口を言う自分を、

目の前の人は、他で、自分も悪口を言われるかもしれないと感じるものなのである。



どんな人も、”悪意”があって、悪事をしてない。

そう、気付いてないだけ。

だから、自分も気付いてないだけで、”悪事”をしているかもしれないのだ。

そして、それは、すべての人に言えるのだ。




悪口を言ったところで、一時的な自己満足にしかならない。

自分に気付いてない可哀相な人と、憐れんでみよう。

だって、自分だって、”自分に気付いてない可哀相な姿”をどこかでさらしていたりするのだ。

すべて自分に跳ね返ってくる。まさに因果応報だ。


そして、気付かされるのはいつも第三者を通してだ。







posted by 大空巡夢(人間力探求家) at 23:11 | TrackBack(0) | 感じたこと
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